2015年09月03日

企画展「われらゆうれい」DM

 
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7月に引き続き、珈琲舎・書肆アラビクさんの企画展のDMをデザインさせていただきました。
今回は「幽霊」をテーマにした展覧会です。
 
参加予定の作家さんなど、詳しい情報はこちらのブログ記事に記載されているのですが、なんと今回はSF作家としても有名な酉島伝法さんが参加されます。
DM表面の左側が酉島さんの手による作品なのですが、この絵を見たとき、「あっ!かっこいい心霊写真だ!」というのが第一印象でした。
そして右側の絵は桑原聖美さん。トリミングでほんの一部しか使っていませんが、原画は縦にとても長い作品で、またガラリと違う印象なのですよ。
 
話は飛びますが、偶然制作と平行して読んでいたのが小野不由美さんの『残穢』という小説。
作者の元に、読者から怪奇現象についての手紙が届く、というのがきっかけになり展開するお話です。
たいそう怖い本なのですが、手紙が届くというのがモチーフ的に好き。
そこで「心霊写真をハガキにして送ったということにしたい」とクライアントさんに提案し、「ただし、真っ当な心霊写真ではなく、ちょっとへんてこなものにしたい」とイメージを広げていきました。
 
送り手から「こんな写真が撮れちゃったんだけどさ、これって心霊写真かな? なんか妙にかっこいいんだよね…」と、少し困惑した手紙が届いた、というストーリーを脳内で設定して、このDMを作りました。
写真を撮った日時と場所を書き込んだという体で、画像の上に入れるのは走り書き風の文字にしてます。
ちなみに「われらゆうれい」という題字はアラビクスタッフさんのお母様(書道の先生)に書いていただき、開催場所・日時の手書き文字はアラビク店主の森内さんに筆跡を微妙に変えながらいくつか書いてもらったものから使用しています。
 
DMを手にした方が、旧友からおかしな手紙が届いたような気分になってくれればいいなと思います。
会期は2015年9月10日(木)〜28日(月)です。16日、24日は休廊。
今回も非常にバラエティ豊かな作家さんたちが参加されるので、ぜひ会場でご覧になってください。
 
 
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2015年07月04日

企画展「わたしのこのこ」DM

 
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久しぶりにブログを更新します。
珈琲舎・書肆アラビクさんで開催される企画展のDMをデザインさせていただきました。
絵画作品、人形など色んなタイプの作品が楽しめる展示になりそうです。
表面のイラストは中村キクさん。とっても階調豊かな白黒作品です。当日の展示はカラー作品もありそうなので、楽しみにしてます。
 
展覧会のコンセプトやイメージの説明をいただいてから、見る人と対象(作品)の距離の近さをどう表現しようかな、と思って、「リボンをかける」というふうに提案させてもらいました。
わりと展覧会DMはスタイリッシュでシンプルな方向に持っていくことが多かったのですが、今回はシンプル方向を継続しつつできるだけ柔らかい感じに仕上げてます。
 
会期は7/16(木)〜8/3(月)なので、気になった皆様はぜひ会場に足をお運びください。
(イベントの詳細はお店のブログ記事をご参照ください)
http://arabiq.jugem.jp/?eid=521
 
 
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2013年04月19日

楡礼鏡子『リストランテ・ミラージュ』


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かなり前に完成していたのに、upするのが遅れてしまいました。
楡礼鏡子さんによる自費出版のミステリー小説『リストランテ・ミラージュ』のブックデザインをさせていただきました。物語の舞台になるのは謎の多いイタリア料理店。ひっそりと存在するお店のドアを開けるような感覚の表紙〜中扉になるよう努力しました。

銀インクを使っているためスキャン見本で出にくいのですが、深緑のしっかりした紙に特色銀で印刷した表紙です。深緑は、紙見本で色々見てたけどわりと浅めの色が多かったので、「濃い緑色」のものを見つけるのに苦労した記憶。本文組みマニアのわたしですから、もちろん本文も作りました。基本は女性っぽさを出しつつ、でもミステリっぽいかちっとした雰囲気もほしかったので、「!」や「?」だけ別フォントを指定したり、ねちねちと小ネタを挟んだという。

作品って、「完成させる」ということがすごく大事ですね。5割や7割まで作るのと、完成まで作るのでは必要な労力や集中力が段違いです。デザインはもちろんがんばっているのですが、それ以上にこの小説が1冊として完成してくれて、本当によかったと思います。うまく言えないけど。

小説はご本人が管理されているこちら(http://linariasha.cart.fc2.com/)のページで買えるほか、書店さんに委託もされているようです。
詳しくは楡礼さん(REIさん)のブログで
http://ameblo.jp/reitaso-blog/


posted by あさひ at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミニコミ誌『本のある部屋』vol.3


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年2回発行の本好きのための雑誌、『本のある部屋』3号出ましたー。
文学フリマが初の大阪開催ということで、ちょっと前倒しで作りました。
販売価格は500円(税込)です。
委託店舗様リストは納品が一通り終わってからupしたいと思います。

表紙は山内泉波さんのイラストがそろそろ定着してきたのでは?という感じです。
裏表紙に入れている文章はカフカの「変身」より。
今回はスミと水色の2色刷りにしました。

今回の特集は「ぼくの、わたしの変身」。
「変身」がテーマの本についてまとめてみました。
レギュラー連載っぽいマリ猫さんとアラビク・森内さんもテーマに絡めたイラスト、コラムで参加してくださってます。マリ猫さんの猫本コーナーではなんとマンガ題材の「ねこ・ねこ・幻想曲(ファンタジア)」。イラストコーナーでマンガを題材に選ぶとは予想してなかったのですが、原作そのままの絵じゃなく、うまくトリビュートしてるイラストになったのではないかと思います。森内さんのコラムでは「女装」「男装」という変身テーマが扱われています。

他の参加者は、2号に引き続きあひる三男さんと、西浦英司さん。あひる三男さんは色んな出版社から出ているカフカ『変身』を読み比べるという企画、西浦さんは児童書・ヤングアダルト作品における「変身」を集めた書評です。児童書はふつうごく限られた期間しか読まない人が多いですが、大人になっても楽しめる、深さを持った作品がいっぱいあるということに気付かされます。そしてわたくし、朝日は「マンガにおける変身」を扱いました。2号までは「マンガが少なめだな、本ならなんでもOKだからマンガももちろん扱うつもりなんだけどな」と思っていたため、今回は意識的にそれだけのページを作ったというか。テーマとの親和性が高いというのもあります。


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そして、今回の初参戦はまずスナバさん。1号の対談でいちどお世話になっていて、コラムという形では初めて原稿をお願いしました。「不完全な変身」というひと味変わった視点で選書をしてくださりました。さすがのセンスの良さ。

そしてもう一人の初参戦、昨年中崎町から堂島に移転した「本おや」こと「本は人生のおやつです!!」の店主・坂上さんにもコラムをお願いしました。こちらはお店という視点から、具体的には「移転時の物件選び」のことについて書いていただきました。個人経営のお店に興味を持っている方が、お店というものを身近な存在として考えるきっかけになるような文章です。


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そのほかのコーナーで、マリ猫さんのイラストエッセイは「本を好きになったキッカケ編」、朝日の「妄想本棚」ページは「つくるということ」をテーマにしています。ちょうど春発売のため、新しいことをスタートさせるとか、そういった方向でどうかなあと考えての選書テーマです。

最後に、3号は全購入者にフリーペーパーがつきます。袋とじっぽい企画をしたかったので、「完全なネタバレで本を紹介する」という企画のもと有志がブックレビューを書きました。ネタバレが本当に嫌いな方は読まないほうがいいかもしれませんが、基本的には「ネタバレしてもなお面白いので読んでほしい本」であるとか、「ネタバレして、これを機に読んでほしい本」という意味合いが強いです。つまらなくする方向でのネタバレでは…ないはず。


委託販売店舗様一覧(地域別・あいうえお順・敬称略)
【近畿】
・ガケ書房(京都)通販もあり
 京都市左京区北白川下別当町33
 http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
・レティシア書房(京都)
 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
 http://book-laetitia.mond.jp/
・珈琲舎・書肆アラビク(大阪)
 大阪市北区中崎3-2-14
 http://www.arabiq.net/
・本は人生のおやつです!!(大阪)
 大阪市北区堂島2-2-22 堂島永和ビルディング 206
 http://honoyatsu.web.fc2.com/
・blackbird books(大阪)
 http://blackbirdbooks.jp/
・フルコト(奈良)
 奈良県奈良市東包永(ひがしかねなが)町61-2 2F
 http://www.furukoto.org/

【通販】
・トマソン社
 http://tomasonsha.com/



*通販について*
遠方でご購入を希望される方は、「oskmagazine@gmail.com」まで以下の情報を送っていただければ、料金振込先の銀行口座をご連絡し、個別に発送手配致します。
振込料金は返信メールにも記載しますが、「(500円×冊数)+(送料)」となります。
発送方法は特に指定がない場合クロネコメール便を使用するため、約5冊までは80円、それ以上の冊数だと厚みが1cmを超えるため送料が上がる場合があります。
<通販に必要な情報>
・氏名
・発送先ご住所
・購入希望冊数
・備考(任意)

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『本のある部屋』の委託店様は常時募集しています。
委託検討用の見本等も用意しておりますので、興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、下記メールアドレスまで気軽にご請求ください。(「本のある部屋」の専用メールアドレスとなります)
oskmagazine@gmail.com
 
  
posted by あさひ at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月19日

ミニコミ誌『本のある部屋』vol.2


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本好きのための雑誌、『本のある部屋』2号を発表します。
前回の発行が5月で、年2回発行。店頭販売価格は500円(税込)です。
委託店舗様リストはこの記事下部にあります。

今回の表紙も、前回に引き続き山内泉波さん。
イラストのテーマは「出会い」だそうです。前号より生きものの数が増えてにぎやかになってますね。
裏表紙に入れている文章は芥川龍之介の「地獄変」より。
表紙・本文ともにスミと蛍光ピンクオレンジとの2色刷りです。


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今回の特集は「愛すべきへんな本」。
メイン対談では前回もお世話になった珈琲舎・書肆アラビクの森内憲さんと、変わった本が好きな元書店員・西浦英司さんに語っていただきました。
日本のミステリ三大奇書や、海外の『平行植物』『鼻行類』にはじまり、内容から装幀に至るまであらゆる「へんな本」について話しています。
特集に関連したコラムでは、書店員・あひる三男さんに海外文学『紙の民』『紙葉の家』という非常に変わったタイポグラフィ的表現を用いた2冊を紹介していただいたほか、対談にも参加してもらった西浦さんに「海外から見た異形の日本」と称して、外国人作家が描いた個性溢れる日本像についての文章を書いていただいてます。


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書店マップの第2弾は京都です。
マップは毎回入れると決めているわけではないのですが、京都はぜひとも扱ってみたい場所だったので、梅田に続いてまとめてみました。
梅田は道のつながりが複雑なので「こう行ってから次にここだと回りやすい」というのが存在したのですが、京都は碁盤目状のシンプルな道が特徴。なので、今回はルート別ではなく「書店&カフェマップ」として、読書や休憩におすすめなカフェを一緒に掲載する作りにしました。
自分はかつて京都の大学に通っていたため、「本を見てから河原町丸善の喫茶店でシナモントーストを頼んで、買った本を読むのが好きだったなあ」などとちょっと懐かしい気分になってます。

イラストとエッセイをお願いしているマリ猫さんの今回の猫本テーマは、「宮沢賢治・どんぐりと山猫」です。
前回とはがらっと違う絵柄に、彼女の才能の幅みたいなのを感じます。
エッセイページは書店員になりたての、下積み時代のことなどを書いてもらいました。

それで自分の連載である「妄想本棚」のページは、「日々の記録」をテーマに日記文学や、記録寄りのエッセイなどを扱いました。特集がハデなので、こっちはちょっと落ち着いてる系ですね。


委託販売店舗様一覧(地域別・あいうえお順・敬称略)
【関東】
・BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿(東京)
 東京都新宿区新宿3-17-5 カワセビル3F
 http://diskunion.net/bibliophilic/
・三省堂書店 新横浜店(神奈川)
 神奈川県横浜市港北区新横浜2-100-45キュービックプラザ新横浜8階
 http://www.books-sanseido.co.jp/blog/shinyokohama/ (公式ブログ)

【近畿】
・ガケ書房(京都)通販もあり
 京都市左京区北白川下別当町33
 http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
 http://gake.shop-pro.jp/?pid=51845400(通販ページ)
・古書善行堂(京都)
 京都市左京区浄土寺西田町82-2
 http://www.hat.hi-ho.ne.jp/zenkoh/
・レティシア書房(京都)
 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
 http://book-laetitia.mond.jp/
・珈琲舎・書肆アラビク(大阪)
 大阪市北区中崎3-2-14
 http://www.arabiq.net/
・本は人生のおやつです!!(大阪)
 大阪市北区堂島2-2-22 堂島永和ビルディング 206
 http://honoyatsu.web.fc2.com/
・MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店(大阪)
 大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町 地下1階〜7階(2階文芸書・読書論棚)
 http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-MJumeda.html
・ブックカフェ ワイルドバンチ(大阪)
 大阪市北区長柄中1-4-7 ロイヤルグレース1F
 http://www.geocities.jp/bcwildbunch/

【通販】
・トマソン社
 http://tomasonsha.com/


遠方でご購入を希望される方は、「oskmagazine@gmail.com」まで以下の情報を送っていただければ、料金振込先の銀行口座をご連絡し、個別に発送手配致します。
振込料金は返信メールにも記載しますが、「(500円×冊数)+(送料)」となります。
発送方法は特に指定がない場合クロネコメール便を使用するため、約5冊までは80円、それ以上の冊数だと厚みが1cmを超えるため送料が上がる場合があります。
<通販に必要な情報>
・氏名
・発送先ご住所
・購入希望冊数
・備考(任意)

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『本のある部屋』の委託店様は常時募集しています。
委託検討用の見本等も用意しておりますので、興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、下記メールアドレスまで気軽にご請求ください。(「本のある部屋」の専用メールアドレスとなります)
oskmagazine@gmail.com
 
  
posted by あさひ at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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